117F21第117回 医師国家試験 F問題 21

一般血液出血傾向の鑑別・凝固異常

ビタミンK が欠乏すると活性が低下する因子はどれか。

  1. a 第Ⅴ因子
  2. b 第XIII因子
  3. c プロテインC
  4. d フィブリノゲン
  5. e アンチトロンビン
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正解c(プロテインC)

解説

ビタミンKは、肝臓で凝固因子がγ-カルボキシル化を受けて働けるようになるのに必要。ビタミンK依存性なのは第Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ因子と、プロテインC・プロテインS。

a 第Ⅴ因子

第Ⅴ因子は肝臓でつくられるがビタミンKに依存しない。肝不全では下がるので、ビタミンK欠乏との区別に使える。

b 第XIII因子

第XIII因子はフィブリンどうしを架橋して血栓を固める因子で、ビタミンKに依存しない。

c プロテインC正解

プロテインCは凝固を抑える因子で、ビタミンK欠乏やワルファリンで低下する。半減期が短く、ワルファリンの飲み始めに一時的に血栓ができやすくなる原因になる。

d フィブリノゲン

フィブリノゲンは肝臓でつくられ、ビタミンKに依存しない。DICや肝不全で低下する。

e アンチトロンビン

アンチトロンビンはトロンビンや第Ⅹa因子を抑える因子で、ビタミンKに依存しない。

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参考書「出血傾向の鑑別・凝固異常」

出典:厚生労働省「第117回医師国家試験問題」F問題 21。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。