119E23第119回 医師国家試験 E問題 23

必修・一般公衆衛生・疫学・統計検査の評価指標

ある検査におけるReceiver Operating Characteristic〈ROC〉曲線(別冊No. 2)を別に示す。これを参考にカットオフ値を設定することとした。偽陰性率が最も低いのはどれか。

別冊 No.2
  1. a ①
  2. b ②
  3. c ③
  4. d ④
  5. e ⑤
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正解a(①)

解説

ROC曲線は、カットオフ値を変えたときの感度(縦軸)と1−特異度(横軸)の組を結んだもの。カットオフを緩めて陽性と判定する範囲を広げるほど、点は右上へ動き、感度は上がるが特異度は下がる。

偽陰性率は、病気のある人のうち検査が陰性になる割合で、偽陰性率=1−感度。感度が最も高い点、つまり曲線上で最も上にある①で偽陰性率が最も低い。逆に偽陽性率は1−特異度(横軸の値)なので、最も左の⑤で最も低い。見逃しを減らしたいスクリーニングでは感度を重視して①の側を選ぶ。

a ①正解

感度は約0.95で最も高く、偽陰性率は約0.05。

b ②

感度は約0.9で、①より偽陰性率が高い。

c ③

感度は約0.8で、感度と特異度の釣り合いがよい点の一つ。

d ④

感度は約0.6で、特異度は高いが見逃しが増える。

e ⑤

特異度が最も高く偽陽性率は最も低いが、感度は約0.4で最も低い。

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参考書「検査の評価指標」

出典:厚生労働省「第119回医師国家試験問題」E問題 23(画像は同じ回の別冊)。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。