出る順1

肺癌

血痰・嗄声・顔のむくみから、組織型と病期別の治療まで

71問
第101〜120回

マーカー 3回以上出題点線 1〜2回出題

まずこれだけ

  1. 喫煙者の血痰・長引く咳や、健診の胸部X線の影で見つかる。最も多いのは末梢にできる腺癌。扁平上皮癌と小細胞癌は喫煙と関係が深く、肺門の近くにできる。
  2. 広がった場所で症状が決まる。肺尖部はHorner症候群、右上の縦隔は上大静脈症候群(顔と腕のむくみ)、大動脈弓下のリンパ節は嗄声。
  3. 確定は気管支鏡などで組織を採る。治療は病期で決める。転移がなければ肺葉切除+リンパ節郭清、切除できないⅢ期は化学放射線療法、遠隔転移があれば遺伝子を調べて薬物療法。緩和ケアは診断した時から。

組織型:場所・喫煙・マーカー

治療を考える上で、非小細胞癌(腺癌・扁平上皮癌・大細胞癌)と小細胞癌に分ける。

組織型できる場所・特徴腫瘍マーカー
腺癌最も多い。末梢にでき、喀痰細胞診では見つかりにくい。喫煙しない人・女性にも多い。EGFRなど、治療の標的になる遺伝子異常が多いCEA
扁平上皮癌喫煙との関係が強い。肺門部の太い気管支にでき、喀痰細胞診で見つかりやすい。空洞をつくることがあるSCC
小細胞癌肺門・縦隔に大きな塊をつくる。進行が速く、早くから転移するが、化学療法・放射線がよく効くNSE・ProGRP
大細胞癌数%とまれ
  • 危険因子は喫煙。受動喫煙も。禁煙すると、年数とともに危険は下がる。
  • 職業では石綿・六価クロム・クロロメチルエーテル。

画像で出たら Papanicolaou染色の細胞診で、細胞質がオレンジ色に染まる角化した細胞は扁平上皮癌。細胞質がほとんどない小さな細胞が、核を押し合うように集まれば小細胞癌。腺腔をつくる集塊や粘液なら腺癌。

症状:広がった場所で決まる

肺尖部(Pancoast腫瘍)肩・上背部・上肢の痛みで来る。交感神経幹に及ぶとHorner症候群:同側の縮瞳・眼瞼下垂・顔面の発汗低下。腕神経叢(C8・T1)に及ぶと、上肢の尺側の感覚低下・鷲手
右上葉・右の縦隔上大静脈症候群:顔面・頸部・上肢のむくみ、頸静脈と胸壁の皮静脈の怒張。下肢はむくまない。胸壁の皮静脈の血流は下へ向かう。小細胞癌に多い
大動脈弓下のリンパ節左反回神経麻痺で嗄声。左反回神経は大動脈弓の下を回って上がる。声帯が閉じず、飲水でむせる
太い気管支血痰。ふさぐと無気肺・閉塞性肺炎。抗菌薬で良くならない肺炎として来る。聴こえていた喘鳴が、完全に詰まると消える
気管吸気の高い連続音(stridor)。胸部X線では分かりにくく、喘息と誤られる
そのほか食道を押すと嚥下困難、横隔神経に及ぶと横隔膜の挙上、胸膜に広がると胸水(癌性胸膜炎)
  • 急に出てきたばち指は、肺癌を探す。
  • 小細胞癌はホルモン(SIADH・異所性ACTH)や抗体(Lambert-Eaton症候群)による症状で来ることがある。扁平上皮癌はPTHrPによる高Ca血症(口渇・便秘・意識障害)。

画像で出たら 肺尖部の腫瘤は、肋骨や椎体を壊していることがある。上大静脈症候群では、右上縦隔の腫瘤が上大静脈を押しつぶし、胸壁に太い側副血行が見える。無気肺では、つぶれた肺葉の方へ縦隔と横隔膜が引き寄せられる。

診断:組織を採るまで

  1. ① 胸部X線・CT影の場所と形
  2. ② 組織を採る気管支鏡など
  3. ③ 病期を決める造影CT・PET/CT・頭部MRI
  4. ④ 遺伝子を調べる進行した非小細胞癌
  • 肺門部の影・喫煙者の血痰は、気管支鏡で生検・擦過細胞診。抗菌薬で様子を見ない。
  • 血痰が続けば、胸部X線・CTが正常でも喀痰細胞診と気管支鏡。CTに写らない、気管支の表面の早期の扁平上皮癌がある。
  • 末梢の結節は経気管支肺生検。届かなければCTガイド下肺生検・胸腔鏡下生検。
  • 確定は組織・細胞の診断。PET/CT・腫瘍マーカー・MRIでは確定できない。
  • 縦隔鏡・胸腔鏡を最初の検査にしない(縦隔リンパ節・胸膜を調べる検査)。縦隔リンパ節は超音波気管支鏡で針を刺して調べることが多い。
  • CTで見つかる淡いすりガラス状の結節は、早期の腺癌が多い。X線に写りにくく、PETで集積しにくい。
  • 前の年になかった新しい孤立結節は、原発性肺癌・転移性肺癌を考える。

画像で出たら 気管支鏡では、気管支の内腔に盛り上がって内腔をふさぐ腫瘍が見える。CTでは、腺癌は胸膜を引き込み、縁がとげ状の結節や、すりガラス影として写る。

病期と遺伝子の検査

病期を決める胸腹部造影CT・PET/CT(全身の転移)・頭部造影MRI(脳転移。症状がなくても撮る)。骨シンチ・腹部超音波も
使わない腫瘍マーカー(病期も、手術できるかも決まらない)
手術の前呼吸機能検査で、切除したあとの肺機能を見積もる
遺伝子・PD-L1遠隔転移のある非小細胞癌(とくに腺癌)は、EGFR・ALKなどのドライバー遺伝子とPD-L1を調べてから薬を選ぶ。小細胞癌では調べない
  • EGFR遺伝子変異は、日本人(東アジア人)・女性・喫煙しない人の腺癌に多い。

治療:病期で決める

切除できる早期(Ⅰ〜Ⅱ期)縦隔リンパ節・遠隔転移がなければ肺葉切除+縦隔リンパ節郭清(2 cm以下の末梢の小さな癌では区域切除も選ぶ)。部分切除・核出術では足りない。肺全摘は、肺葉切除で取りきれない時だけ。手術できなければ定位放射線治療
切除できないⅢ期(縦隔リンパ節転移など)化学放射線療法(同時に行う)。放射線単独より長く生きられる。そのあと免疫チェックポイント阻害薬(EGFR遺伝子変異があれば分子標的薬)を続ける
Ⅳ期(遠隔転移・悪性胸水)薬物療法と緩和ケア。ドライバー遺伝子があれば分子標的薬、なければ免疫チェックポイント阻害薬(殺細胞性抗癌薬と組み合わせることも)。手術や胸部の根治照射はしない
小細胞癌化学療法がよく効く。限局型は化学放射線療法、進展型は化学療法+免疫チェックポイント阻害薬
肺門部の早期癌気管支の表面だけなら、光線力学的治療(レーザー)
  • 放射線で症状を和らげる:上大静脈症候群・骨転移・脳転移。癌性胸膜炎には照射しない(胸水を抜いて胸膜癒着術)。
  • 手術は側臥位・分離肺換気で行い、肋間神経は切らない。間質性肺炎があると術後に急性増悪しやすい。術前に禁煙させる。
  • 胸部に照射した数か月後、照射野に一致して出る影は放射線肺炎。

薬の副作用と緩和ケア

EGFR阻害薬などの分子標的薬ざ瘡様の皮疹などの皮膚障害が多い。重いのは間質性肺炎
免疫チェックポイント阻害薬免疫関連有害事象:甲状腺機能低下症・下垂体炎(副腎不全)・1型糖尿病など。不足したホルモンを補えば、続けられることが多い
殺細胞性抗癌薬骨髄抑制(好中球減少・貧血・血小板減少)・脱毛
  • 緩和ケアは、診断した時から抗癌治療と並行して行う。

似た病気との見分け

肺の結節・腫瘤

転移性肺腫瘍癌の治療歴がある。多発しやすい。原発か転移かは組織で見分ける。原発巣が抑えられ、肺だけで取りきれるなら切除(大腸癌など)
肺過誤腫良性腫瘍で最も多い。境界がはっきりし、何年も大きくならない。ポップコーン状の石灰化・脂肪
肺分画症下葉の背側。大動脈から異常な動脈が入る
肺動静脈瘻結節に太い動脈と静脈がつながり、造影で血管と同じように染まる
肺膿瘍高熱・CRP高値。液面を伴う空洞
肺アスペルギルス症古い空洞の中に菌の塊(菌球)

肺門・縦隔・胸膜・喉頭

サルコイドーシス両側の肺門リンパ節が腫れる。ぶどう膜炎
胸腺腫前縦隔の腫瘍。重症筋無力症を合併する
胸膜中皮腫石綿の曝露歴。胸膜が厚くなり、胸水がたまる
大量の胸水縦隔を反対側へ押す(無気肺は患側へ引く)
喉頭癌喫煙者の嗄声。喀痰に扁平上皮癌の細胞が出ることがある

合格に必要な所だけ。まずはここを全部「習得」に。

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一問一答

  1. Q1

    肺癌で最も多い組織型は?★★★必修

    腺癌

    肺の末梢にでき、喫煙しない人にも多い。大細胞癌は数%しかない。

    106F08120E09102D03

  2. Q2

    喫煙との関係が強い肺癌の組織型は?(2つ)★★★必修

    扁平上皮癌・小細胞癌

    どちらも肺門の近くの太い気管支にできやすい。重喫煙者の肺門部の腫瘤で考える。

    102D03107B57120E09106I74114C48112B38

  3. Q3

    喀痰細胞診で見つかりやすい肺癌の組織型は?★★★必修

    扁平上皮癌

    太い気管支の表面にでき、癌細胞が痰に出る。末梢にできる腺癌は痰に出にくい。

    106F08120E09115A71113A40108G48

  4. Q4

    小細胞肺癌で上がる腫瘍マーカーは?(2つ)★★★必修

    NSE・ProGRP

    腺癌はCEA、扁平上皮癌はSCC。AFP・PIVKA-Ⅱは肝細胞癌のマーカー。

    111I15104E58106F08

  5. Q5

    重喫煙者の肺門部の大きな腫瘤。ProGRPが高い。組織型は?★★★必修

    小細胞癌

    縦隔のリンパ節と一塊になりやすく、上大静脈症候群も起こす。細胞診では、細胞質の乏しい小さな細胞が集まる。

    112B38106I74107F16119A37

  6. Q6

    肺尖部の肺癌で、同側の眼瞼下垂。ほかに同じ側に出る徴候は?(2つ)★★★必修

    縮瞳・顔面の発汗低下

    交感神経幹への浸潤によるHorner症候群。散瞳・発汗の増加・眼球突出ではない。

    113D15115B39104G46118A27109E58101G15

  7. Q7

    肺尖部の肺癌が腕神経叢に及んだ時の、上肢の所見は?(2つ)★★★

    上肢の内側(尺側)の感覚低下・鷲手

    下位の腕神経叢(C8・T1)が傷み、尺骨神経の領域に出る。初めは肩や上肢の痛みで来る。

    109E58

  8. Q8

    顔面・上肢のむくみと、頸静脈・前胸部の皮静脈の怒張。狭窄している血管は?★★★必修

    上大静脈

    頭と腕からの血が心臓に戻れない。下大静脈は関係しないので、下肢はむくまない。

    107F16116D54103E52119A37

  9. Q9

    肺癌で、上大静脈症候群を起こしやすい腫瘍の場所は?★★★必修

    右上葉の縦隔側・右の縦隔リンパ節

    上大静脈は縦隔の右側を下る。小細胞癌の大きな縦隔の塊でも多い。

    105I62108H27118C47105A11102A53

  10. Q10

    大動脈弓下のリンパ節に転移した肺癌。まず出る症候は?★★★必修

    嗄声(左反回神経麻痺)

    左反回神経は大動脈弓の下をくぐって上がる。弓部大動脈瘤でも同じ嗄声が出る。

    111C16106E27105G12118C60106B02116D16

  11. Q11

    肺癌が太い気管支をふさいだ時、その先の肺に起こるのは?(2つ)★★★必修

    無気肺・閉塞性肺炎

    抗菌薬で良くならない肺炎として来ることがある。気管支鏡では、内腔をふさぐ腫瘍が見える。

    107B55112D31111A59112B38

  12. Q12

    数週のうちに急に出てきたばち指。探すべき癌は?★★★必修

    肺癌

    肺癌のほか、間質性肺炎・気管支拡張症・チアノーゼのある心疾患でも出る。急性の肺炎では出ない。

    115B38111G15114B24

  13. Q13

    小細胞肺癌に合併しやすい腫瘍随伴症候群は?(3つ)★★★必修

    SIADH・異所性ACTH産生(Cushing症候群)・Lambert-Eaton症候群

    神経内分泌の性質をもつため。Lambert-Eaton症候群は手足の近位の筋力低下で、重症筋無力症とは別の病気。

    118A27114B04106F08104D06102A53

  14. Q14

    肺扁平上皮癌の患者に、口渇・便秘・意識障害。まず確かめる血液検査は?★★★

    血清カルシウム(高Ca血症)

    癌がPTHrPを出し、骨からCaが溶け出す。心電図ではQTが短くなる。

    110A34

  15. Q15

    胸部X線で肺門部の腫瘤影。組織を得るためにまず行う検査は?★★★

    気管支鏡検査(生検・擦過細胞診)

    抗菌薬で様子を見たり、縦隔鏡・胸腔鏡を先にしたりしない。

    102A57107B56101G14111A59

  16. Q16

    喫煙者の血痰が続く。胸部X線・CTは正常。行う検査は?(2つ)★★★

    喀痰細胞診・気管支鏡検査

    CTに写らない、気管支の表面の早期の扁平上皮癌を探す。PET/CTや縦隔鏡では見つからない。

    117F56113A40108G48

  17. Q17

    肺の末梢の結節。組織を採る方法は?★★★

    経気管支肺生検(届かなければCTガイド下肺生検・胸腔鏡下生検)

    喀痰細胞診は、末梢の結節では陽性になりにくい。

    106D23107E53115D27

  18. Q18

    CTで見つかった、末梢の淡いすりガラス状の結節。最も多い病気は?★★★

    早期の腺癌(上皮内腺癌など)

    胸部X線に写りにくく、PETでは集積しにくい。症状はなく、抗癌薬の対象ではない。

    110I11

  19. Q19

    昨年の健診になかった、新しい孤立性の結節。考える病気は?(2つ)★★★

    原発性肺癌・転移性肺癌

    過誤腫は何年も大きさが変わらない。肺分画症・肺動静脈瘻は生まれつきの病気。

    103I45

  20. Q20

    肺癌の病期を決めるのに使う画像検査は?(3つ)★★★

    胸腹部造影CT・PET/CT・頭部造影MRI

    脳転移が多いので、症状がなくても頭部MRIを撮る。PETがなければ骨シンチで骨転移を見る。

    105A10108D23118C60111A51

  21. Q21

    肺癌の手術ができるかを決めるため、切除後の肺機能を見積もる検査は?★★★

    呼吸機能検査

    1秒量や肺拡散能から、残る肺で生活できるかを見る。腫瘍マーカーでは方針は変わらない。

    113A29

  22. Q22

    遠隔転移のある肺腺癌で、薬を選ぶ前に調べる遺伝子の代表は?(2つ)★★★必修

    EGFR・ALK

    ほかのドライバー遺伝子(ROS1・BRAF・KRASなど)もまとめて調べる。見つからなければ、PD-L1を見て免疫チェックポイント阻害薬を選ぶ。

    109D06113F78120E09

  23. Q23

    リンパ節転移と遠隔転移のない非小細胞肺癌。第一選択の治療は?★★★

    肺葉切除+縦隔リンパ節郭清

    胸腔鏡で行うことも多い。2 cm以下の末梢の小さな癌では区域切除も選ぶ。

    106D44109A30111A51119A62103I12

  24. Q24

    遠隔転移はないが、縦隔リンパ節に転移した非小細胞肺癌。標準の治療は?★★★

    化学放射線療法

    切除できない局所進行のⅢ期。放射線と抗癌薬を同時に行い、そのあと免疫チェックポイント阻害薬を続ける。

    110B44107A29101A16117F48

  25. Q25

    遠隔転移のある非小細胞肺癌。治療の中心は?★★★

    薬物療法

    手術や胸部への根治の放射線はしない。ドライバー遺伝子があれば分子標的薬、なければ免疫チェックポイント阻害薬(殺細胞性抗癌薬と組み合わせることも)。

    107D53113F78118C47

  26. Q26

    肝転移のある肺癌の上大静脈症候群に、胸部へ放射線を当てる。目的は?★★★

    症状の緩和

    腫瘍を小さくして上大静脈の圧迫をとる。遠隔転移があるので、根治はできない。

    118C47109E27

  27. Q27

    遠隔転移のある(進展型の)小細胞肺癌。まず行う治療は?★★★

    薬物療法(化学療法+免疫チェックポイント阻害薬)

    手術や転移への放射線ではなく、全身の治療。限局型なら化学放射線療法。

    119A37109E27

  28. Q28

    EGFRチロシンキナーゼ阻害薬で、頻度が高い副作用は?★★★

    ざ瘡様皮疹などの皮膚障害

    爪囲炎・下痢も多い。重いのは間質性肺炎。脱毛・骨髄抑制は殺細胞性抗癌薬で目立つ。

    120A06113A04

  29. Q29

    免疫チェックポイント阻害薬で起こる、自己免疫による副作用をまとめて何という?★★★

    免疫関連有害事象(irAE)

    甲状腺機能低下症・下垂体炎(副腎不全)・1型糖尿病・間質性肺炎・大腸炎など。治療を始めて数週〜数か月で出る。

    116A35120D62113A04120A06

  30. Q30

    何年も大きさが変わらない、境界明瞭な結節。ポップコーン状の石灰化と脂肪を含む。考える病気は?★★★

    肺過誤腫

    肺の良性腫瘍で最も多い。肺癌は縁が不整で、時間とともに大きくなる。

    119D16103I45

  31. Q31

    喫煙のほかに、肺癌の原因になる職業上の物質は?(3つ)★★★

    石綿・六価クロム・クロロメチルエーテル

    石綿は胸膜中皮腫・胸膜プラーク・石綿肺の原因にもなる。喫煙が重なると、肺癌の危険はさらに上がる。

    106G08105E56104E04101F79

  32. Q32

    喘息の治療で良くならない呼吸困難。CTで気管の内腔に腫瘍。聴こえる音は?★★★

    stridor

    太い気道が狭くなり、吸気に高い連続音が出る。wheezesは末梢の気道の狭窄。胸部X線では見落としやすい。

    117A41

  33. Q33

    肺腺癌で、EGFR遺伝子変異が多いのは?(3つ)★★★

    東アジア人(日本人)・女性・喫煙しない人

    喫煙者の腺癌ではKRAS変異が多い。家族歴や飲酒とは関係しない。

    110E26

  34. Q34

    局所進行の肺癌で、放射線に抗癌薬を併用する意義は?★★★

    生命予後の改善

    放射線の効果が強まり、見えない転移も抑える。白血球減少や放射線食道炎は、むしろ増える。

    117F48

  35. Q35

    肺門部の気管支の表面にとどまる早期の肺癌に行う、レーザーの治療は?★★★

    光線力学的治療(PDT)

    腫瘍に集まる薬を注射し、気管支鏡でレーザーを当てる。肺尖部の癌や胸膜の病変には使わない。

    103B35

  36. Q36

    原発巣が抑えられた大腸癌の肺転移。ほかに病変はない。治療は?★★★

    肺転移の切除(手術)

    数が少なく取りきれるなら切除する。全身に広がっていれば薬物療法。

    112A62

  37. Q37

    喫煙者の血痰と嗄声。喀痰に扁平上皮癌の細胞。肺癌のほかに考える癌は?★★★

    喉頭癌

    ほとんどが扁平上皮癌で、喫煙が危険因子。声門の癌は早くから嗄声が出る。

    115A71

選択肢の○×

組織型

  1. 1

    小細胞癌は、抗癌薬が効きにくい。102D03120E09119A37

  2. 2

    禁煙しても、肺癌になる危険は下がらない。102H28105C22114E06111C07

症状

  1. 3

    上大静脈症候群では、胸壁の皮静脈の血流は下(足の方)へ向かう。103E52

診断

  1. 4

    肺癌の確定診断は、PET/CTや腫瘍マーカーで行う。106D23107E53113A40108G48115D27

病期

  1. 5

    肺癌の病期や手術適応を決めるには、腫瘍マーカーが役に立つ。105A10108D23113A29

治療

  1. 6

    Ⅰ期の非小細胞肺癌は、腫瘍だけを取る核出術でよい。106D44109A30119A62111A51

  2. 7

    肺癌の癌性胸膜炎は、放射線治療のよい適応である。109E27

薬と緩和

  1. 8

    肺癌の緩和ケアは、抗癌治療が終わってから始める。113F78107D53118C62

似た病気

  1. 9

    癌の治療歴がある人の肺の腫瘤は、転移と決めて治療してよい。115D27103I45

  2. 10

    無気肺では、縦隔は病変と反対側へ押される。112D31107B55

組織型

  1. 11

    肺腺癌の胸部X線の典型像は、空洞である。106F08102A49

症状

  1. 12

    続いていた喘鳴が消えたので、気管支の狭窄はよくなったと考える。112D31

病期

  1. 13

    進展型の小細胞肺癌でも、EGFR遺伝子とPD-L1を調べてから治療を始める。119A37

治療

  1. 14

    肺癌の標準的な手術では、肋間神経を切る。103I12

  2. 15

    安静時のSpO2が95%の、間質性肺炎を合併した肺癌。手術の前から酸素療法を始める。113D19

薬と緩和

  1. 16

    免疫チェックポイント阻害薬で甲状腺機能低下症になったら、阻害薬は必ず中止する。120D62116A35

似た病気

  1. 17

    腎癌の術後、9 mmの肺結節が3か月で大きさが変わらない。すぐ切除する。110I55