116D7第116回 医師国家試験 D問題 7

一般腎・電解質急性腎障害

腎後性急性腎障害を、腎前性・腎性急性腎障害と鑑別する場合に最も有用な検査はどれか。

  1. a 腎生検
  2. b 尿蛋白定量
  3. c 尿比重測定
  4. d 腹部エコー検査
  5. e 血清クレアチニン値測定
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正解d(腹部エコー検査)

解説

腎後性AKIは、尿の通り道がふさがって起こる。腹部エコーで両側の水腎症や膀胱にたまった尿が見えれば腎後性と分かり、痛みも被曝もなく、ベッドサイドですぐできる。

a 腎生検

腎生検は、急速進行性糸球体腎炎など腎性AKIの原因を調べる、侵襲のある検査。

b 尿蛋白定量

尿蛋白定量は、糸球体の病気の程度をみる検査。

c 尿比重測定

尿比重は腎の濃縮力をみて、腎前性(濃い尿)と急性尿細管壊死(1.010前後の尿)の区別に役立つ。

d 腹部エコー検査正解

尿路の閉塞を、水腎症や膀胱の拡張として直接描き出せる。前立腺肥大などによる尿閉なら、導尿で尿が出て腎機能が戻る。

e 血清クレアチニン値測定

血清クレアチニンはAKIの診断と重症度に使うが、原因の部位は分からない。

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参考書「急性腎障害」

出典:厚生労働省「第116回医師国家試験問題」D問題 7。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。