116E8第116回 医師国家試験 E問題 8
必修・一般救急・中毒・外傷ショック
ショックの原因と治療薬の組合せで正しいのはどれか。
- a 敗血症 ― ノルアドレナリン
- b 大量出血 ― ヘパリン
- c 徐脈性不整脈 ― グルコース
- d 肺血栓塞栓症 ― アミノフィリン
- e アナフィラキシー ― リドカイン
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正解a(敗血症 ― ノルアドレナリン)
解説
ショックは原因によって治療が変わる。敗血症性ショックは血管が広がって血圧が下がるので、輸液をしても血圧が保てなければ、血管を締める昇圧薬を使う。
a 敗血症 ― ノルアドレナリン正解
ノルアドレナリンはα作用で末梢血管を収縮させる。敗血症性ショックの昇圧薬の第一選択で、平均動脈圧65 mmHg以上を目安にする。
b 大量出血 ― ヘパリン
大量出血には止血と輸液・輸血で対応する。抗凝固薬のヘパリンは出血を悪化させる。
c 徐脈性不整脈 ― グルコース
症状のある徐脈にはアトロピンを使い、効かなければアドレナリンなどの持続投与や経皮ペーシングを行う。グルコースは低血糖の治療に使う。
d 肺血栓塞栓症 ― アミノフィリン
肺血栓塞栓症にはヘパリンによる抗凝固療法を行い、ショックを伴えば血栓溶解療法を考える。アミノフィリンは気管支拡張薬。
e アナフィラキシー ― リドカイン
アナフィラキシーにはアドレナリン筋注を行う。リドカインは局所麻酔薬で、心室性不整脈にも使う。
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この回を解く出典:厚生労働省「第116回医師国家試験問題」E問題 8。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。