118B36第118回 医師国家試験 B問題 36

必修・臨床救急・中毒・外傷創傷処置・咬傷

54 歳の女性。飲酒後転倒して顔面を強打したため救急外来を受診した。頭部単純CT で異常を認めない。額の開放創を縫合した。額の縫合後写真(別冊No. 4)を別に示す。患者への帰宅前の指導で正しいのはどれか。

別冊 No.4
  1. a 「自宅で洗顔をしてもよいです」
  2. b 「抜糸する時は入院が必要です」
  3. c 「寝る時は枕をしないでください」
  4. d 「痛み止めの薬を服用しないでください」
  5. e 「吐き気があるときは翌日に受診してください」
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正解a(「自宅で洗顔をしてもよいです」)

解説

縫合した創は早ければ翌日から水で洗ってよく、清潔に保つほうが感染を防げる。頭部を打った後は、CTが正常でも遅れて頭蓋内出血が出ることがあり、悪化の徴候があればすぐ受診するよう伝える。

a 「自宅で洗顔をしてもよいです」正解

縫合創は早ければ翌日から、石けんを泡立てて流水でやさしく洗ってよい。汚れを流すほうが感染を防げる。

b 「抜糸する時は入院が必要です」

顔は血流が豊かで治りが早く、5日前後で外来で抜糸できる。入院は要らない。

c 「寝る時は枕をしないでください」

枕を禁じる理由はない。顔の腫れを抑えるには、頭をやや高くして休むほうがよい。

d 「痛み止めの薬を服用しないでください」

痛みに応じて鎮痛薬を使ってよい。我慢させる理由はない。

e 「吐き気があるときは翌日に受診してください」

吐き気や嘔吐、強まる頭痛、ぼんやりするなどの変化は頭蓋内出血の徴候になりうるので、翌日まで待たずにすぐ受診する。

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参考書「創傷処置・咬傷」

出典:厚生労働省「第118回医師国家試験問題」B問題 36(画像は同じ回の別冊)。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。