118C3第118回 医師国家試験 C問題 3

一般産科妊娠による母体の変化

妊娠末期に非妊娠時と比較し低下するのはどれか。

  1. a 心拍数
  2. b 白血球数
  3. c 糸球体濾過量
  4. d インスリン抵抗性
  5. e ヘマトクリット値
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正解e(ヘマトクリット値)

解説

妊娠すると循環血漿量は約40〜50%、赤血球量は約20〜30%増える。血漿の増え方が大きいので血液が薄まり、Hb・Htが下がる(生理的貧血)。

a 心拍数

心拍数は10〜15/分ほど増え、1回拍出量も増えるので、心拍出量は30〜50%増える。

b 白血球数

白血球数は好中球を中心に増え、妊娠末期には1万/μLを超えることもある。

c 糸球体濾過量

腎血漿流量と糸球体濾過量は約50%増え、血清クレアチニンや尿素窒素は低くなる。

d インスリン抵抗性

胎盤から出るヒト胎盤性ラクトーゲン(hPL)などの作用で、インスリン抵抗性は妊娠末期ほど強くなる。妊娠糖尿病が起こりやすい背景。

e ヘマトクリット値正解

循環血漿量が赤血球量より大きく増えるため、ヘマトクリット値は下がる。

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参考書「妊娠による母体の変化」

出典:厚生労働省「第118回医師国家試験問題」C問題 3。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。