119C23第119回 医師国家試験 C問題 23

一般耳鼻咽喉科顔面神経麻痺

Bell 麻痺の症状で誤っているのはどれか。

  1. a 口角の下垂
  2. b 前頭筋の麻痺
  3. c 聴覚過敏
  4. d 複視
  5. e 味覚障害
正解と解説を見る

正解d(複視)

解説

Bell麻痺は原因不明の末梢性顔面神経麻痺。顔面神経は表情筋のほか、アブミ骨筋、涙腺・唾液腺、舌の前2/3の味覚を担うので、これらの症状が出るが、眼球を動かす神経は含まれない。

a 口角の下垂

表情筋が麻痺し、口角が下がって口から水がこぼれる。

b 前頭筋の麻痺

末梢性麻痺なので額のしわ寄せもできない。中枢性麻痺では額の筋が両側の大脳から支配されるため保たれる。

c 聴覚過敏

アブミ骨筋神経が障害されるとアブミ骨筋反射が消え、音が響いて聞こえる。

d 複視正解

複視は、眼球運動を担う動眼・滑車・外転神経の障害で起こる。Bell麻痺では目が閉じにくくなる(兎眼)が、眼球運動は保たれる。

e 味覚障害

鼓索神経が障害されると、舌の前2/3の味覚が低下する。

第119回 Cブロックを、本番と同じ形で解く無料・登録なし。解答用紙・制限時間・選択肢ごとの解説つき

この回を解く

参考書「顔面神経麻痺」

出典:厚生労働省「第119回医師国家試験問題」C問題 23。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。