120C14第120回 医師国家試験 C問題 14

一般婦人科女性骨盤の解剖・骨盤臓器脱

女性の骨盤内解剖で正しいのはどれか。

  1. a 尿管は腹腔内を走行する。
  2. b 卵巣動脈は腎動脈から分枝する。
  3. c 子宮円索は基靱帯の一部を構成する。
  4. d 子宮動脈は内腸骨動脈から分枝する。
  5. e Douglas 窩とは子宮と膀胱の間を指す。
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正解d(子宮動脈は内腸骨動脈から分枝する。)

解説

骨盤内の動脈は、子宮動脈が内腸骨動脈、卵巣動脈が腹部大動脈から出る。尿管は腹膜の外を走り、子宮と直腸の間のくぼみがDouglas窩。

a 尿管は腹腔内を走行する。

尿管は後腹膜を走り、子宮頸部の横で子宮動脈の下をくぐる。子宮摘出術で傷つけやすい場所。

b 卵巣動脈は腎動脈から分枝する。

卵巣動脈は腎動脈より下の腹部大動脈から直接出て、卵巣提靱帯の中を通って卵巣に至る。

c 子宮円索は基靱帯の一部を構成する。

子宮円索は子宮角から鼠径管を通って大陰唇に至る。基靱帯は子宮頸部を骨盤側壁につなぐ別の靱帯で、中を子宮動静脈が通る。

d 子宮動脈は内腸骨動脈から分枝する。正解

子宮動脈は内腸骨動脈の前枝から出て、基靱帯の中を通り、尿管の前上方を越えて子宮頸部の側方に達する。

e Douglas 窩とは子宮と膀胱の間を指す。

Douglas窩は子宮と直腸の間で、腹腔の最も低い所なので腹水や血液がたまる。子宮と膀胱の間は膀胱子宮窩。

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参考書「女性骨盤の解剖・骨盤臓器脱」

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」C問題 14。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。