120E11第120回 医師国家試験 E問題 11

必修・一般神経眼球運動障害・瞳孔異常

「普通の明るさでもまぶしく感じ、目を開けているのがつらい」と訴える患者で、障害されている可能性の高い脳神経はどれか。

  1. a 視神経
  2. b 動眼神経
  3. c 滑車神経
  4. d 外転神経
  5. e 顔面神経
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正解b(動眼神経)

解説

まぶしさ(羞明)は、瞳孔が縮まずに光が目に入りすぎると起こる。瞳孔を縮める瞳孔括約筋は、動眼神経の副交感線維が支配する。

a 視神経

視神経が障害されると視力低下や視野欠損が起こる。光の情報を脳へ伝える側の障害で、まぶしさの典型的な原因ではない。

b 動眼神経正解

副交感線維が障害されると瞳孔括約筋が働かずに散瞳し、対光反射も消える。光の量を絞れないので、普通の明るさでもまぶしい。

c 滑車神経

滑車神経は上斜筋を支配し、障害されると下を見るときに物が二重に見える。階段を下りるときに気付きやすい。

d 外転神経

外転神経は外直筋を支配し、障害されると眼を外に向けられず、横に並んだ二重視が起こる。

e 顔面神経

顔面神経は眼輪筋を支配し、障害されると目を閉じられない(兎眼)。瞳孔の大きさには関わらない。

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参考書「眼球運動障害・瞳孔異常」

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」E問題 11。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。