120F30第120回 医師国家試験 F問題 30

一般公衆衛生・疫学・統計疾病予防の段階

ポピュレーションストラテジーで正しいのはどれか。

  1. a 精密検査が重視される。
  2. b 対象は50 人以上である。
  3. c 容易に効果の検証ができる。
  4. d 稀少な疾患の対策に適している。
  5. e 低リスク群への対策が含まれている。
正解と解説を見る

正解e(低リスク群への対策が含まれている。)

解説

ポピュレーションストラテジーは、低リスクの人も含めた集団全体に働きかけ、危険因子の分布全体を少しずつ下げる戦略。高リスクの人を選んで対策するハイリスクストラテジーと対になる。

同じ論点第117・120回に出題(この問題を含む)

a 精密検査が重視される。

精密検査で高リスクの人を見つけて介入するのは、ハイリスクストラテジー。

b 対象は50 人以上である。

対象人数の決まりはなく、地域や国など集団全体が対象。

c 容易に効果の検証ができる。

一人ひとりが得る効果は小さく、効果を確かめるのは難しい(予防のパラドックス)。

d 稀少な疾患の対策に適している。

高血圧や喫煙のように、集団に広く分布するありふれた危険因子への対策に向く。

e 低リスク群への対策が含まれている。正解

減塩を社会全体で進めるように、低リスクの人を含む全員の危険因子を少しずつ下げる。

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参考書「疾病予防の段階」

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」F問題 30。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。