120F6第120回 医師国家試験 F問題 6

一般公衆衛生・疫学・統計母子保健

我が国の人工妊娠中絶で正しいのはどれか。

  1. a 母子保健法に基づく。
  2. b 胎児異常も中絶の適応である。
  3. c 年間10 万件以上実施されている。
  4. d 本人の同意のみで実施可能である。
  5. e 経口中絶薬はすべての医師が処方できる。
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正解c(年間10 万件以上実施されている。)

解説

人工妊娠中絶は母体保護法に基づき、母体保護法指定医が行う。適応は、身体的・経済的理由で母体の健康を著しく害するおそれがある場合と、暴行などによる妊娠。

a 母子保健法に基づく。

根拠法は母体保護法。母子保健法は、妊娠の届出、母子健康手帳、乳幼児健診などを定める。

b 胎児異常も中絶の適応である。

母体保護法には、胎児の異常を理由とする規定(胎児条項)はない。

c 年間10 万件以上実施されている。正解

長期的には減っているが、近年も年間約12万件行われている。

d 本人の同意のみで実施可能である。

原則として本人と配偶者の同意が要る。配偶者が分からない、意思を示せないなどの場合は本人の同意だけでよい。

e 経口中絶薬はすべての医師が処方できる。

2023年に承認された経口中絶薬を処方できるのは、母体保護法指定医に限られる。

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参考書「母子保健」

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」F問題 6。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。