116F3第116回 医師国家試験 F問題 3

一般放射線・画像総論放射線被ばくと防護

最も放射線感受性が低いのはどれか。

  1. a 甲状腺
  2. b 骨髄
  3. c 神経
  4. d 皮膚
  5. e 卵巣
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正解c(神経)

解説

放射線は分裂中の細胞のDNAを傷つけやすいため、細胞分裂が盛んで未分化な組織ほど感受性が高い(Bergonié-Tribondeauの法則)。成人ではほとんど分裂しない神経細胞が最も低い。

a 甲状腺

甲状腺の感受性は中等度。小児期の被ばくでは甲状腺癌が増えることが知られている。

b 骨髄

骨髄の造血細胞は分裂が盛んで、最も感受性の高い組織の一つ。全身被ばくでは比較的低い線量でも血球が減る。

c 神経正解

成熟した神経細胞はほとんど分裂しないため感受性が低く、障害が出るには非常に大きな線量が要る。

d 皮膚

表皮の基底細胞は分裂しており、感受性は中等度。線量に応じて紅斑、脱毛、潰瘍が起こる。

e 卵巣

卵巣や精巣などの生殖腺は感受性が高く、被ばくで不妊の原因になる。

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参考書「放射線被ばくと防護」

出典:厚生労働省「第116回医師国家試験問題」F問題 3。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。