118A2第118回 医師国家試験 A問題 2

一般老年医学環境障害

高齢者の入浴中の事故の予防で正しいのはどれか。

  1. a 食後に入浴する。
  2. b 深夜に入浴する。
  3. c 浴槽から出た後は体を冷やす。
  4. d 気温が高い時期の入浴を避ける。
  5. e 居室と脱衣所の温度差をなくす。
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正解e(居室と脱衣所の温度差をなくす。)

解説

入浴中の事故は冬に多く、寒い脱衣所で血圧が上がり、熱い湯で血管が広がって急に下がる寒暖差による血圧の変動(ヒートショック)が主な原因。居室・脱衣所・浴室の温度差をなくすことが予防の中心になる。

a 食後に入浴する。

食後は消化のために血液が腸に集まり、食後低血圧を起こしやすい。食べた直後の入浴は避ける。

b 深夜に入浴する。

深夜は室温が下がって寒暖差が大きく、倒れても家族に気づかれにくい。家族が起きている時間に、ひと声かけてから入るのがよい。

c 浴槽から出た後は体を冷やす。

湯から出て体が冷えると、血管が縮んで血圧が急に上がる。すぐに体を拭き、暖かい脱衣所で服を着る。

d 気温が高い時期の入浴を避ける。

事故が増えるのは気温の低い冬で、寒暖差が大きくなるため。

e 居室と脱衣所の温度差をなくす。正解

脱衣所や浴室を暖房で暖めて温度差をなくせば、血圧の急な上がり下がりを防げる。湯の温度を41℃以下、つかる時間を10分までにするのもよい。

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参考書「環境障害」

出典:厚生労働省「第118回医師国家試験問題」A問題 2。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。