118B4第118回 医師国家試験 B問題 4

必修・一般消化管急性腹症・腹膜炎

腹膜炎の所見でないのはどれか。

  1. a 反跳痛
  2. b 筋性防御
  3. c 打診による圧痛
  4. d 踵下ろし試験陽性
  5. e Courvoisier 徴候陽性
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正解e(Courvoisier 徴候陽性)

解説

反跳痛、筋性防御、打診痛、踵下ろし試験は、炎症が壁側腹膜に及んだときに出る腹膜刺激徴候。Courvoisier徴候は、胆道の閉塞で胆嚢が腫れたもの。

a 反跳痛

押した手を急に離すと響く痛みで、Blumberg徴候とも呼ぶ。

b 筋性防御

壁側腹膜の炎症で腹筋が反射的に硬くなる。進むと腹壁全体が板のように硬くなる(板状硬)。

c 打診による圧痛

軽く叩くだけで痛むのは、腹膜に炎症が及んでいるため。反跳痛より患者の負担が少ない診察法。

d 踵下ろし試験陽性

つま先立ちから踵をすとんと下ろすと、腹膜が揺れて痛む。急性虫垂炎などでみられる。

e Courvoisier 徴候陽性正解

黄疸があり、痛みのない腫れた胆嚢を触れる徴候で、膵頭部癌や下部胆管癌による閉塞を示す。結石による閉塞では、胆嚢が慢性炎症で硬く縮んでいて腫れにくい。

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参考書「急性腹症・腹膜炎」

出典:厚生労働省「第118回医師国家試験問題」B問題 4。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。