118D7第118回 医師国家試験 D問題 7
一般腎・電解質透析療法・腎移植
我が国において、血液透析に比較して腹膜透析で正しいのはどれか。
- a 患者数は少ない。
- b 食事制限は厳しい。
- c 自宅での施行は困難である。
- d 動静脈シャント造設を要する。
- e 不均衡症候群を起こしやすい。
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正解a(患者数は少ない。)
解説
腹膜透析は、腹腔に入れた透析液と自分の腹膜を使い、自宅で毎日、ゆっくり持続的に水分と老廃物を除く方法。日本の透析患者のほとんどは血液透析を受けている。
a 患者数は少ない。正解
透析患者全体の数%にとどまる。腹膜の働きは年数とともに落ちるため、長期間は続けにくい。
b 食事制限は厳しい。
毎日持続して除水するので、週3回の血液透析より食事と水分の制限は緩い。カリウムも透析液へ持続的に抜けるため、制限が少なくて済むことが多い。
c 自宅での施行は困難である。
患者や家族が自宅で透析液を交換する在宅療法で、通院は月1〜2回程度ですむ。
d 動静脈シャント造設を要する。
シャントは血液を体外に取り出す血液透析に必要で、腹膜透析では腹腔にカテーテルを入れる。
e 不均衡症候群を起こしやすい。
不均衡症候群は、短時間で血液の尿素などを急に下げる血液透析、特に導入期に起こる。脳と血液の浸透圧の差で脳浮腫が生じ、頭痛や悪心が出る。
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この回を解く出典:厚生労働省「第118回医師国家試験問題」D問題 7。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。