119B17第119回 医師国家試験 B問題 17

必修・一般腎・電解質慢性腎臓病

透析導入されていない保存期末期腎不全患者の食事療法で制限が必要ないのはどれか。

  1. a リン
  2. b 食塩
  3. c 蛋白質
  4. d カリウム
  5. e エネルギー
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正解e(エネルギー)

解説

保存期CKDの食事療法は、食塩と蛋白質を控え、カリウムやリンは血中濃度をみて制限する。そのうえでエネルギーは十分にとる。

同じ論点第106・113・115・119回に出題(この問題を含む)

a リン

腎機能が落ちるとリンがたまり、高リン血症から二次性副甲状腺機能亢進症や血管の石灰化を招くため、制限する。

b 食塩

食塩は1日3 g以上6 g未満が目安。高血圧と浮腫を抑え、腎機能の低下を遅らせる。

c 蛋白質

糸球体の負担を減らして腎機能の低下を遅らせるため、病期が進むほど強めに制限する。

d カリウム

腎からの排泄が減って高カリウム血症になりやすく、不整脈の原因になるため制限する。

e エネルギー正解

エネルギーが足りないと体の蛋白質が分解され、尿素などの老廃物が増えて腎臓の負担になる。蛋白質を減らす分、炭水化物や脂質でおよそ25〜35 kcal/kg標準体重/日を確保する。

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参考書「慢性腎臓病」

出典:厚生労働省「第119回医師国家試験問題」B問題 17。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。