119D11第119回 医師国家試験 D問題 11

一般耳鼻咽喉科口腔・唾液腺疾患

左下顎部腫脹を反復する患者の頸部単純CT(別冊No. 3)を別に示す。考えられる疾患はどれか。

別冊 No.3
  1. a Sjögren 症候群
  2. b 顎下腺腫瘍
  3. c 舌下腺腫瘍
  4. d 唾石症
  5. e リンパ管腫
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正解d(唾石症)

解説

CTでは左顎下部に、骨と同じくらい白い高吸収の結節がある。腫れを繰り返すという経過と合わせ、顎下腺の唾石症。

a Sjögren 症候群

Sjögren症候群は、両側の唾液腺の腫れと、口や眼の乾燥が特徴。抗SS-A抗体などの自己抗体が陽性になる。

b 顎下腺腫瘍

顎下腺腫瘍は、顎下腺の中の軟部の腫瘤として映り、腫れは引かずに少しずつ大きくなる。

c 舌下腺腫瘍

舌下腺腫瘍は口腔底の軟部の腫瘤で、まれだが悪性が多い。

d 唾石症正解

唾石は顎下腺とその導管(Wharton管)にできやすい。食事のときに唾液がせき止められ、腫れと痛みを繰り返す。

e リンパ管腫

リンパ管腫は小児に多い嚢胞性の病変で、CTでは水に近い低吸収を示す。

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参考書「口腔・唾液腺疾患」

出典:厚生労働省「第119回医師国家試験問題」D問題 11(画像は同じ回の別冊)。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。