120C5第120回 医師国家試験 C問題 5

一般公衆衛生・疫学・統計地球環境問題・大気汚染

地球環境の変化により懸念されているのはどれか。

  1. a 気候変動によるデング熱の増加
  2. b 海洋汚染によるクレチン症の増加
  3. c 酸性雨による抗酸菌感染症の増加
  4. d オゾン層の破壊による呼吸器疾患の増加
  5. e 森林面積の減少によるアレルギー疾患の増加
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正解a(気候変動によるデング熱の増加)

解説

地球温暖化などの気候変動では、蚊などの媒介生物の生息域が広がり、感染症が増えることが懸念されている。オゾン層の破壊で増えるのは、紫外線による皮膚や眼の病気。

a 気候変動によるデング熱の増加正解

デング熱を媒介するヒトスジシマカの分布は、気温の上昇とともに北へ広がっている。2014年には国内でデング熱の流行も起きた。

b 海洋汚染によるクレチン症の増加

クレチン症は先天性甲状腺機能低下症で、甲状腺の形成異常やヨウ素欠乏で起こる。海の汚染による健康被害の例は、メチル水銀による水俣病。

c 酸性雨による抗酸菌感染症の増加

酸性雨は森林や湖沼、建造物を傷めるが、抗酸菌感染症の増加とは関係しない。

d オゾン層の破壊による呼吸器疾患の増加

オゾン層が壊れると地表に届く紫外線が増え、皮膚癌や白内障が増える。

e 森林面積の減少によるアレルギー疾患の増加

森林の減少は温暖化や生物多様性の喪失につながるが、アレルギー疾患が増える原因とはされていない。

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参考書「地球環境問題・大気汚染」

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」C問題 5。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。