120E16第120回 医師国家試験 E問題 16
必修・一般腫瘍総論・緩和ケア緩和ケア
がん対策基本法において、がん患者への緩和ケアの提供が開始されるべき時期で適切なのはどれか。
- a がんと診断された時
- b がんの治療を開始する時
- c がんが再発した時
- d がんが根治不能となった時
- e がんによる終末期
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正解a(がんと診断された時)
解説
緩和ケアは、がんに伴う体と心のつらさを和らげる医療で、終末期だけのものではない。がんと告げられた時点から、不安や落ち込み、仕事やお金の心配など、身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛(全人的苦痛)が生じうる。
そのためがん対策基本法は、緩和ケアががんと診断された時から適切に提供されることを求めている。治療と並行して始め、病状の進行に合わせて比重を大きくしていく。
同じ論点第106・107・116・120回に出題(この問題を含む)
a がんと診断された時正解
診断を受けた時点から、がんの治療と並行して始める。
b がんの治療を開始する時
治療を始める前の告知の時点で、すでに心理的な苦痛は始まっている。
c がんが再発した時
再発を待たず、診断時から続けて行う。
d がんが根治不能となった時
根治を目指して治療している時期も、緩和ケアの対象になる。
e がんによる終末期
かつては終末期の医療と考えられていたが、現在は診断時から治療と並行して行う。
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この回を解く出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」E問題 16。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。