120B22第120回 医師国家試験 B問題 22

必修・一般感染症院内感染対策

感染症患者の身体診察後に手指消毒ではなく流水下での手洗いが必要なのはどれか。

  1. a ノロウイルス
  2. b 新型コロナウイルス
  3. c インフルエンザウイルス
  4. d 水痘・帯状疱疹ウイルス
  5. e ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉
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正解a(ノロウイルス)

解説

アルコールは、ウイルスの外側の脂質の膜(エンベロープ)を壊して効く。エンベロープのないノロウイルスにはアルコールが効きにくく、石けんと流水で洗い流す(芽胞をつくるClostridioides difficileも同じ)。

同じ論点第112・120回に出題(この問題を含む)

a ノロウイルス正解

エンベロープがなくアルコールに強い。少量でも感染し、吐物や便の消毒には次亜塩素酸ナトリウムを使う。

b 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスはエンベロープをもち、アルコールによる手指消毒が効く。

c インフルエンザウイルス

インフルエンザウイルスもエンベロープをもち、アルコールが効く。

d 水痘・帯状疱疹ウイルス

水痘・帯状疱疹ウイルスはエンベロープをもつヘルペスウイルスで、アルコールが効く。空気感染するので、隔離は陰圧個室で行う。

e ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉

HIVはエンベロープをもち、アルコールが効く。血液・体液で感染し、診察で触れるだけではうつらない。

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出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」B問題 22。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。