120C50第120回 医師国家試験 C問題 50

臨床小児予防接種

1 歳2 か月の女児。予防接種の相談のため母親に連れられて来院した。1 週間前に転入したばかりだった。母子健康手帳を確認すると、予防接種は順調に接種され、最終のワクチン接種は来院10 日前に麻疹・風疹混合ワクチンと水痘ワクチンのそれぞれ1 回目を接種していた。体温36.3 ℃。活気は良好で、咽頭の発赤を認めず、聴診で異常所見を認めない。受診当日に接種可能で、かつ定期接種のワクチンはどれか。

  1. a 水痘ワクチン2 回目
  2. b おたふくかぜワクチン1 回目
  3. c インフルエンザワクチン1 回目
  4. d 小児用肺炎球菌ワクチン4 回目
  5. e ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチン1 回目
正解と解説を見る

正解d(小児用肺炎球菌ワクチン4 回目)

解説

10日前に麻疹・風疹混合ワクチンと水痘ワクチンを打っている。どちらも注射の生ワクチンで、次に別の注射生ワクチンを打つには27日以上あける。不活化ワクチンには、ほかのワクチンとの間隔の決まりがなく、今日でも打てる。

もう一つの条件が定期接種であること。選択肢のうち、今日打てて定期接種なのは、小児用肺炎球菌ワクチンの追加接種(4回目、標準は生後12〜15か月)。なお、同じワクチンを複数回打つときは、生でも不活化でもそのワクチンごとに決められた間隔を守る。

同じ論点第114・117・120回に出題(この問題を含む)

a 水痘ワクチン2 回目

水痘ワクチンの2回目は、1回目から3か月以上あけて打つ。

b おたふくかぜワクチン1 回目

おたふくかぜワクチンは任意接種の注射生ワクチンで、前の生ワクチンから27日以上あける。

c インフルエンザワクチン1 回目

インフルエンザワクチンは不活化で今日打てるが、小児は任意接種。

d 小児用肺炎球菌ワクチン4 回目正解

不活化ワクチンで間隔の制限がなく、生後12〜15か月が標準の追加接種。

e ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチン1 回目

HPVワクチンの定期接種は、小学6年〜高校1年相当の女子が対象。

同じ論点の過去問

第120回 Cブロックを、本番と同じ形で解く無料・登録なし。解答用紙・制限時間・選択肢ごとの解説つき

この回を解く

参考書「予防接種」を読む(無料)

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」C問題 50。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。