120D4第120回 医師国家試験 D問題 4
一般循環器心不全
左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)の特徴はどれか。
- a 予後は良い。
- b 患者数は減少している。
- c 背景因子は若年である。
- d 非心血管疾患死が多い。
- e β 遮断薬の効果が強い。
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正解d(非心血管疾患死が多い。)
解説
HFpEFは、高齢者や女性、高血圧・心房細動・肥満・糖尿病・腎臓病などの併存症が多い人に起こりやすい心不全で、高齢化とともに増えている。
a 予後は良い。
予後はHFrEFと同じくらい悪いとされ、心不全による再入院も多い。
b 患者数は減少している。
高齢化で増えており、心不全患者のおよそ半数を占める。
c 背景因子は若年である。
患者の多くは高齢者で、加齢とともに心筋が硬くなり、広がりにくくなることが背景にある。
d 非心血管疾患死が多い。正解
併存症が多いため、腎臓病・肺疾患・悪性腫瘍・感染症などによる非心血管死の割合がHFrEFより高い。
e β 遮断薬の効果が強い。
β遮断薬の予後改善効果が確立しているのはHFrEF。HFpEFで有効性が示されたのはSGLT2阻害薬など。
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この回を解く出典:厚生労働省「第120回医師国家試験問題」D問題 4。正答は厚生労働省の発表どおり。解説はゴロメディカが書いたものです。